現在コメカを返戻品として扱っているのは、佐賀県みやき町のみです。

申し込みはポータルサイト「ふるさとプレミアム」あるいは「ふるなび」から行うことができます。

コメカは「コメダ珈琲店」と、その姉妹店である「甘味喫茶おかげ庵」でのみ使用できるプリペイドカードです。

コメダ珈琲店は喫茶店でも有名な名古屋を発祥とするフランチャイズ店で、青森と沖縄を除く日本全国に750店舗以上があります。ドトールコーヒーやスターバックスとは異なり、落ち着いた雰囲気が人気です。1968年に1号店が誕生しているので、今年は50周年の節目となり記念品の販売などを行っています。

一方の甘味喫茶おかげ庵は1999年2月に名古屋で開業し、愛知県に7店と神奈川県に1店を展開しています。フルサービスと贅沢な甘味を楽しめる空間として、こちらも人気があります。

コメカは1,000円単位でチャージできるプリペイドカードです。チャージは現金あるいはクレジットカードで行うことができます。店内の商品購入に1円単位で使用できますが、コーヒーチケットの購入には使えません。チャージの残高は、最後に使用してから2年間が有効期限となります。残高や利用履歴は、コメカのマイページで確認することができます。カード裏のQRコードから簡単にマイページへアクセスできるようになっています。

コメカで支払いをすると、支払額の1％がポイントとしてもらえます。さらにコメダ珈琲店が運営している「金シャチ会員」（名古屋らしい名称ですね）になることで、還元率は3％に増えます。

つまり、1,000円の支払いに対して30ポイントが付与されるというわけです。このポイントは10ポイントを10円に換算して10ポイント単位で使用することができます。

また、クレジットカードでチャージできるのも大きなメリットと言えるでしょう。クレジットカードのポイントも付与されるので、コメカと合わせて二重に還元されることになります。金シャチ会員になれば、合計5％以上ものポイント付与も可能となるわけです。

最初にも述べましたが、コメカには有効期限があります。あくまでも最後に使用してから2年間となりますが、ふるさと納税で多額のコメカをもらう場合には注意が必要です。

というのも、1枚のカードでのチャージ上限は3万円なので、たとえば最大200万円の寄付をすると、3万円分チャージされたコメカが26枚、2万円チャージされたコメカが1枚の計27枚が贈られます。

当然ながら1枚使い切るごとに次のカードを使うという方法だと、2年間で使えなかったカードは有効期限が切れて使えなくなってしまいます。そこで複数を交代で使用することになると思います。

となれば、どのカードが有効期限はどのくらい残っているのかを管理しなければなりません。マイページで利用履歴や有効期限を確認できますが、こまめにチェックする必要があるというわけです。もちろん、知り合いなどにあげるというのも良いでしょう。

寄付金額は1万円から200万円まで、寄付金額の4割分のコメカを受け取ることになります。18種類の寄付金額に応じる形となっていて、10,000円から100,000円までは10,000円刻みで、300,000円までは50,000円刻み、そして400,000円・500,000円・1000,000円・2000,000円となっています。たとえば100,000円の寄付をすれば、40,000円分のコメカが貰えるというわけです。

コメカはチャージ式のプリペイドカードですが、その上限は3万円までとなります。そのために返礼品として贈られるコメカは数種類のチャージ済コメカを複数枚という形になっています。

さて、続いてコメダ珈琲店についてご紹介しましょう。このコメカはあくまでもコメダ珈琲店、あるいは甘味喫茶おかげ庵でのみ利用できるからです。

コーヒーのチェーン店といえば、どうしても騒がしい雰囲気をイメージしがちです。サラリーマンの休憩に、あるいは勉強する学生やフリーランスで働く人のオフィス代わりに使われるといった感じでしょうか。もちろん買い物先での休憩に利用する人も多いものですが、ゆっくりできる雰囲気ではないと感じる方もいることでしょう。

けれどもコメダ珈琲店はちょっと違います。気取らずに入れる雰囲気ながら、落ち着いた空間であることがわかります。

2018年4月の時点で、コメダ珈琲店は全国で795店（実は海外にも5店舗）あります。これはスターバックスの1342店とドトールコーヒーの1124店に次ぐ、国内3位の規模となっています。

全国で喫茶店が減り続ける中で、コメダ珈琲店がこれほどまでに規模を拡大できたのは、あらゆる世代が気兼ねなく通える雰囲気作りを目指したからだと言われます。コメダ珈琲店の創業者である加藤太郎氏は、自宅の居間や会社の応接間の延長上で使える店を目指したと言っています。さらにある取材に応じた際には、喫茶業ではなく貸席屋であるとも言ったそうです。

そしてもうひとつ、コメダ珈琲店が支持される理由はフードメニューの分量の多さにあります。これは名古屋の喫茶店に足を運ぶ県外の人が驚くように、値段の割に量が多いという名古屋の喫茶店文化をそのまま体現しています。

昭和の時代から、名古屋では喫茶店は飲食メニューの分量が少なくなると淘汰されると言われてきました。その文化を引き継いで、コメダ珈琲店のフードメニューは満足度の高い分量で提供されます。

最後にコメダ珈琲店の人気メニューをご紹介します。

まず1番人気となるのが、「シロノワール」です。コメダといえばこれ、と言われるほどの代名詞的メニューとなります。中はふんわり、外はサクサクに焼いたデニッシュパンの上にたっぷりのソフトクリームを乗せていて、さらに別添のシロップをかけると極上の美味しさとなります。

次に人気なのがボリューム感満点のミックスサンドです。きゅうりやスライスハム、卵サラダと中身はオーソドックスですが、その量の多さに贅沢感を味わうことになるでしょう。

そして名古屋名物とも言えるモーニングも、足を運んだらぜひ食べて欲しいと思います。厚切りトーストとゆで卵、そしてコーヒーのセットとなります。

今回はコメダ珈琲店と甘味喫茶おもて庵でのみ使えるコメカをふるさと納税の返礼品としてご紹介しました。コメダ珈琲店はほぼ全国で利用できるお店ですし、また他のコーヒーチェーン店にはない満足感を味わえるところです。

ふるさと納税の返礼品を何にしようか迷っていたら、ぜひチェックしていただきたいと思います。