株を保有しているので日本マクドナルドの情報をまとめてみました

国内のハンバーガー業界ではNO.1のシェアを誇る日本マクドナルド株式会社。その株価は2008年の大底からほぼ一本調子で上げ続けていますが、その株価を支えているのが充実した株主優待だと言われます。

今回は日本マクドナルドの配当と株主優待についてご紹介します。

日本マクドナルドの成り立ち

1971年、日本マクドナルドは東京銀座の三越1階に1号店がオープンしました。貿易会社の藤田商店社長、藤田田氏がマクドナルドの創業者レイ・クロック氏と交渉してフランチャイズ権を獲得したのがすべての始まりです。

当時すでに輸入販売でアメリカのビジネス界では名を知られていた藤田氏ですが、あらゆるフランチャイズの申し込み(その中にはダイエー創業者の中内功氏も含む)を断るレイ・クロック氏に唯一認められて、日本マクドナルドを創業しました。

そして4年後には全店売上高が100億円を超え、2001年7月に東京証券取引のJASDAQ(ジャスダック)に上場し、初値は4,700円をつけました。

マクドナルドを愛する各界の有名人たち

マクドナルドは、windowsで誰もが知るマイクロソフト社の創業者、ビルゲイツも愛食していると言われています。

スポーツ選手ではタイガー・ウッズや、陸上最強のボルトもマクドナルドを好きな食べ物にあげています。

政治家だとビル・クリントン元大統領もマクドナルドのビックマックが大好きなようです。

健康には気をつけてほしいものですが、各人その業界で結果を出しているのを見るに、禁欲で辿り着ける境地というものはたかがしれているのかもしれませんね。

世界一有名な投資家であるウォーレン・バフェットも毎日マクドナルドを食べているといいます。高齢なのにすごいですね。好きなものを好きなだけ喰らうことこそ突き抜けるための秘訣なのかもしれません。

日本マクドナルドの配当状況

日本マクドナルドの過去3期の配当状況は、以下のようになります。金額は単元株100株保有の場合です。

配当月配当配当利回り
2016年12月 30円 1.15%
2017年12月 30円 0.97%
2018年12月 30円 0.60%

これはそれぞれの年初で株式を購入した場合の配当利回りを計算しています。年初の株価はそれぞれ、次のようになります。

年初株価
2016年1月4日 2,606円
2017年1月4日 3,090円
2018年1月4日 4,955円

このように、日本マクドナルドの株価は年々上昇しているので、相対的に配当利回りは低下しています。もちろん2016年の年初で購入してからずっと保有をしていれば、2017年も2018年も、利回りは変わらずに1.15%のままです。

一般的に企業は業績に応じて、配当金を増減させます。もちろん必要以上に株主に利益を還元すると、業績拡大のための投資資金が少なくなります。しかし株価上昇につなげるためには、配当利回りを高める必要があります。

株価を高めるのは、次に株式を発行する時に多くの資金を調達できるからです。しかし、日本マクドナルドは業績が順調に向上しているにもかかわらず、配当金をずっと据え置いています。

配当金を据え置くことで配当利回りが低下しているのに、なぜ株価は上昇しているのでしょうか。それは、日本マクドナルドが株主に配布している、株主優待に秘密があります。

日本マクドナルドの株主優待状況

日本マクドナルドは年に2回、6月30日と12月31日の権利確定日に株式を保有している株主に、株主優待チケットをプレゼントしています。株主優待チケットは、バーガー類とサイドメニュー、ドリンクのそれぞれの引換券が6枚ずつで1冊という形の食事券です。

株式を100〜299株保有していれば1冊、300〜499株で3冊、500株以上の保有で5冊が郵送されます。そしてこの食事券は商品の金額にかかわらず、さらにサイズにもかかわらずどれにでも利用できます。

日本マクドナルドは中国の食肉問題、チキンナゲットの消費期限切れ問題など不祥事が起きても、株価は堅調に上昇しています。この力強い株価の上昇を支えているのが、この株主優待だと言われています。基本的にどの商品のどのサイズでも頼めるので、最も高い価格のものを購入すると1セットあたりの価値は1,200円になります。

メニュー価格
倍グラン クラブハウス 590円
シャカシャカポテト旨わさび(L) 350円
アイスキャラメルラテ(M) 260円
合計 1,200円

これが6枚セットで1冊なので、100株の株式を購入すれば1200×6=7,200円相当と計算できます。年に2回受け取れば14,400円です。仮に2019年1月4日の始値である4,520円で株式を100株購入すれば、株主優待の利回りは、

14400 ÷ 452000 × 100 = 3.18(%)

となります。2018年12月の配当利回りベースで合算すると、投資利回りは3.78%です。投資利回りとしては悪くはないでしょう。

実はこのような食事券を株主優待で配布するのは、企業側にもメリットがあります。日本マクドナルドの商品は原価率が低いことで知られています。たとえばハンバーガーはノーマルのハンバーガーとチーズバーガーの原価率は45%ですが、ナゲットは10%、ポテトが4%でコーラは5%未満などサイドメニューの原価率の低さが目立ちます。つまり年間で100株あたり1万4,400円相当の食事券を配布しても、その原価はかなり安いというわけです。

一部対象外メニューもあるようですので、ご注意ください!

日本マクドナルドの事業/商品について

日本マクドナルドの事業は、ハンバーガー・レストラン・チェーンの経営並びにそれに付帯する一切の事業です(日本マクドナルド会社概要より)。

提供する商品はハンバーガー・サイドメニュー(ポテトとサラダ)・ドリンク・スイーツ・マックカフェ(コーヒーと紅茶)です。

セットメニューとしては、バリューセット・バリューランチ・ハッピーセットがあります。

提供するサービスとしては、店内で無料で使えるFREE Wi-Fi・ポイントサービス(楽天ポイントとdポイント)・マクドナルド公式アプリによるクーポンがあります。

経営方針について

日本マクドナルドの経営方針についてご紹介します。まず利益配分については、安定的な配当の継続を基本に、利益還元に努めるとしています。

経営戦略としては、グループ企業へのサポートを行いながらも、基幹事業であるハンバーガーレストラン事業に経営資源を集中させるとしています。つまり事業を多角化することなく、もっとも得意とする分野にすべての資源を投下する方針というわけです。

過去の業績推移を確認する

日本マクドナルドの業績の推移を見てみましょう。過去3期(12月)の売上高・営業利益・経常利益・1株純資産は以下のようになります。

2016年2017年2018年
売上高 226,646 253,640 272,257
営業利益 6,930 18,912 25,045
経常利益 6,614 19,718 25,644
1株純資産 827.29 975.42 1,099.78

※単位は百万円(1株純資産は円)

今後の業績見通し

これからの日本マクドナルドの業績についての見通しについて考えてみます。

世界経済は2018年からリセッション(景気後退)に入ったとみられています。さらにアメリカ経済が失速するとなれば、金利の引き下げにつながり、その結果円高につながる可能性があります。

日本マクドナルドは原材料を輸入に頼っているので、円高は材料費の減少につながり業績を押し上げることにつながります。

さらに不景気になると、価格の安いファストフードには追い風となります。実際に2009年の景気後退時には日本マクドナルドの業績は増収増益となっています。

※ 2007年のサブサライムローン問題と2008年のリーマンショックにより、2009年から2011年にかけて厳しい経済環境が続く

株価推移

日本マクドナルドの株価の推移を見てみましょう。2010年から2018年の終値のデータです。

株価
 2010年    2,036円 
 2011年    2,077円 
 2012年    2,285円 
 2013年    2,687円 
 2014年    2,630円 
 2015年    2,620円 
 2016年    3,060円 
2017年 4,955円
2018年 4,660円

こうして見ても、ほぼ一本調子で上昇していることがわかります。2019年3月20日時点での株価は、5,100円です。

売り圧力の強まり

ただし、投資家の取引状況を見ると、売り圧力が強まっていることがわかります。これは信用取引の信用倍率の推移を見て判断できます。

信用倍率とは信用売残に対する信用買残の割合で、倍率という形で表します。1倍を越えれば信用買残が多く、1倍を下回ると信用売残が多くなります。

2018年9月21日から7日ごとのデータを見ると、2018年10月5日の3.36から2018年12月21日の0.15に低下し、2019年2月8日には2.46へと増えて2019年3月8日には0.78へと減少しています。

つまり直近では、買い勢力よりも売り圧力が強まっていることを示しています。

PER(株価収益率)をみてみましょう。2019年3月20日時点での日本マクドナルド株のPER(予想)は38.96倍です。JASDAQの平均は18.11倍なので、高く評価されていることがわかります。

まとめ

日本マクドナルドの配当と株主優待は、独特の方法で株主還元しているといえます。業績は好調に伸びていますが、配当金は長い間増配していません。また株主優待の食事券も内容は変わらないので、投資利回りを考えると株安の時に購入したほうが得であると判断できます。

長期でみると株価は上昇しているので、一時的に下げたところで株主を買い増しするのが、日本マクドナルド株の運用方法としてはおすすめです。

そもそも自分はマクドナルドが大好きで週一土曜に必ず食べています。そのため株主優待にも良さを感じ、保有しています。好きな食べ物を株を保有することで応援でき、さらに美味しい優待もついてくるなんて最高じゃないですか。マクドナルドが上場しててよかったと心から思いました。

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